一あるいはいかにして少年は難しい顔をするようになったか一
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ルノワール
ダリのと同じ出版社のルノワール画集が300円で売られていたので、すかさずげっと。ブックオフの美術書棚って意外と掘り出しものがありますね。最近ひそかにマイブームです。

* * *

ルノワールはモネやセザンヌらとともに“印象派”を代表する画家です。“〜派”とか“〜主義”とか堅苦しい用語が多いんですよね、美術って。まあ芸術を語ろうとすると必然的に形式めいた言葉になってしまうんですが…そのことについてルノワールは「近頃人は何でも説明したがる。しかし、もし絵画を説明できたとしたらそれはもはや芸術作品ではない。私が真の芸術にとって一番大切な資質はなんだと思っているか、話そうか? それは説明がつかず、真似のできないということだよ」と語っています。

それはまあひとまずおいといて、俗いう印象派の特徴というのは、光の動きや変化の質感をいかに絵画で表現するかに重きを置いていることです。好んで屋外に出かけて絵を描いていたことから色彩に富んでいて絵全体が明るく、また当時主流だった写実主義などの細かいタッチと異なり、絵画中に明確な線が見られないことも大きな特徴です。ルノワールの絵を観ていると、漠然と、かつてこの絵のような瞬間がたしかにあったんだなあと思います。代表作の『ムーラン・デ・ラ・ギャレット』なんか特にそうですね。ぼかされた筆致がまるで夢の中の情景のように浮かび上がってくる。

それから人物画に関しては、なにかを考えているようなどこか物憂い表情が特徴的です。ある瞬間の変化を強調して表現する、というこれも印象主義的な技法のひとつで、それは裸婦画にもみることができます。官能さよりも人間の美質そのものが際立っている。

そういえば『アメリ』のなかでガラス男さんとアメリはルノワールの絵をもとに恋話の空想をしていましたね。そっぽを向いた女の子のいる絵のやつ…あれはなんの絵だったかな。

「私にとって、絵は楽しく美しいものでなくてはならない。一そう、美しくだ。これ以上我々が生み出さなくても、この世に不愉快なことなどいくらでもあるじゃないか」

んー、言うねえ。
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