一あるいはいかにして少年は難しい顔をするようになったか一
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No Wow
“本日の一枚” No Wow / The Kills

プライマル・スクリームのボビーも絶賛する英米男女のロック・ユニット、ザ・キルズの2ndアルバム。ギターとドラム・ボックスのみという最小限の楽器編成から繰り出される攻撃的なサウンドに加え、フランツ・フェルディナンドのツアーに帯同したことから起伏に富んだステージングを習得。Vo.ヴィヴィとG.ホテルの絡み合うようなパフォーマンスは妖艶でいて圧巻である。マネージメントにはおなじみクリエイション・レコードのアラン・マッギー。

なんでもこのアルバムは「呪いのミキシング・デスク」で録音されたらしく、そのせいかけっこう暗ぁいガレージっぽさが漂っていますね。荒削りで骨太な音はかっこいいし、ヴィヴィさんのとげとげしいヴォーカルもきてるんですが「だんだん死が近くに感じられてくる」とあちらのくまさん(♂)も懸念するように続けて聴くにはちと重い感じ。雰囲気としてはホワイト・ストライプスに通じるものがあると思います(彼らと仲が良いんだっけかな)。

映像→The Good Ones

ヴィヴィさんはステージ上だと狂ったようにぶっとんでますが、プライベートでは謙虚なはにかみ屋なんだそうで、そのあたりも林檎とかぶってて好感が持てます。ぼくが椎名林檎を支持する理由はともかく、なんだかぶっとんだ女のひとに惹かれる傾向がある。異性的な興味というよりは人間的な意味合いにおいてというか、どうしてこんな風にできるのかなと興味がわいたりします。そういうのって同性にはあんまりないなあ。なんでだろう。
| 音楽 | 15:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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